EXTRACUT HSSバレットチップ(ドウェル)ドリルビットは、薄板や管材に、破れ・バリ・変形を生じさせずに穴をあけるため専用設計された弾丸形状のポイントが特長です。独自のチップ形状により、切削の前にドリルが一瞬"dwell"し、従来のツイストドリルが薄板に対して起こす打ち抜き作用ではなく、きれいなせん断作用を生み出します。
主な特長
- 弾丸形状ポイント — 丸みを帯びた弾丸形状のチップが材料を打ち抜くのではなくきれいにせん断するため、板厚0.5mmまでの薄板でもバリや破れを防ぎます。
- バリの発生なし — せん断作用による切削で入り口側と出口側の両方できれいな穴エッジが得られます — ほとんどの用途でバリ取りが不要です。
- 薄板専用設計 — 標準ドリルでは変形が生じる板厚0.5mmから3mmの薄板で最適な性能を発揮するよう設計されています。
- セルフセンタリング設計 — バレットチップがけがき点に自然に位置決めされるため、薄板でのセンタポンチ打ちが不要です。
- スラスト力の低減 — 従来の118°ポイントドリルと比べて軸方向のスラスト力が40–60%少なく、材料の座屈を防ぎます。
- 工具寿命の延長 — 切削抵抗と発熱が少ないため、薄板用途で工具寿命が大幅に延びます。
用途
板金加工(鋼、アルミニウム、ステンレス鋼パネル、板厚0.5–3mm)、空調ダクト工事、電気制御盤の製造、自動車ボディパネルの穴あけ、航空機外板の穴あけ、家電製品の製造のほか、裏当てなしで薄板にバリのないきれいな穴が必要なあらゆる用途に適しています。
仕様
| 仕様 |
値 |
| 材料 |
M2高速度鋼(標準) / M35コバルト(オプション) |
| ポイントタイプ |
バレットノーズ(ドウェルポイント) |
| 最適板厚 |
0.5mm – 3.0mm(薄板・管材) |
| 直径レンジ |
Ø3mm – Ø16mm |
| スラスト力の低減 |
40% – 60%(118°ポイント比) |
| バリの発生 |
ごくわずか、または発生なし |
| 穴品質 |
きれいなせん断、破れなし |
| センタポンチ要否 |
不要(セルフセンタリング) |
| 切削速度(鋼) |
25 – 40m/min |
| 切削速度(アルミニウム) |
80 – 120m/min |
| 裏当て |
不要(標準ドリルと異なる点) |